眠狂四郎と日本の風景。孤独という事。

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街道を無表情に歩く眠狂四郎[片岡孝夫]に、誰にも勝てないなんとも言えないカッコ良さを見いだしてしまいます。
 孤独の美学といいますか、しかし、そこには、素晴らしい日本の風景が背後にあります。
本来ならは、寂しく、悲しく、心細い一人旅、しかし風にそよぐ、すすきや、川、小道は、何とも明るい未来に連れていってくれそうに、ささやいているようです。現実に、相模川のほとりの小道を歩き、景色を眺めれば、何故か心のよどみが、清らかに澄んでくるような感じになります。
街道を歩く眠狂四郎の姿は、最強のヒーローとして
わたしの心にあります。
 人の心の醜さ、不条理に、多くのセリフを残したであろう、眠狂四郎。[金、金、金、か、]と、つぶやいた場面を何故か今、思い出しました。
孤独の苦しみに出くわしたならば、眠狂四郎を見て、再び、何かを見いだして生きたいと思います。