ポケットの120円を出して、500mlの缶コーラを自販機で買った。
ベンチに座って飲みながら遠くをみていた。
金に困って腹がへって、コーラの甘さが腹にしみたのを思い出す。
俺が虚ろな目をしてコーラをすすっていると、【ポインター犬を連れた、元気そうな人】が、話しかけてきた。
俺を憐れんで、話しかけてきたのか、犬の事と、猟犬としてのポインターの話と狩りの話や猟銃の飛距離は、3キロある、など、話していた。
いろいろ話していると、食事の話になった。
失業中の飢えた状態の人の話になった。
【食べ物をとらない状態が続くと、まず、頭がおかしくなってくる】と、話してくれた。
コーラを飯がわりに飲む自分の、失業状態を察し、
早く仕事を見つけるように、励ましてくれたのであろう。
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時が経ち、現在、
【何かが間違っている】、明日は暑いが、一画一画、行動だ。