危険な取引。

ある高齢のお客さんに、頼まれて、片付け手伝いを行うことになっていた。
マンション住まいで、管理人さんにいろいろ頼んでいたようである。
古いオーディオ類や、壊れたデッキ類を片付けてほしいそうだった。

現場に行くと、なぜか次々に片付けものが増えていった。
突然、介護ヘルパーさんが来て、【後見人がいますので、さわらないほうが良いですよ】と、言っていた。部屋の所有権や、親族問題で大変な依頼人だという事がわかった。
下手に、取引しても、後見人は一円も支払わないようだ。【金の管理を後見人にまかせているようだ。】しかし、本人は、完全に認知症になってはいない。【知らぬ間に後見人制度を利用していることも考えられる。】
本人の意志は、通らない後見人制度は、少し恐い。【高齢者をだます、セールスが多発】しているから、仕方ない。

管理人さんの指定したものを片付けた。
【こちらは大変赤字(0円)】になったが、【老人だまし】などと言われないように、注意が必要だ。
利益なしの1日だった。これ以上は、ノータッチで、このお客さんは終了。

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